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高見石・ニュウ　たかみいし・にゅう　 2010.10（6時間15分☆☆個人）麦草ヒュッテ→丸山→高見石小屋→中山→中山峠→黒百合ヒュッテ→中山峠→ニュウ→白駒荘→青苔荘→麦草ヒュッテ

麦草ヒュッテ前から丸山へ歩き始める。登山道が平らなところは、昨日までの雨でぬかるんでいる。ピークをひとつ越えると、丸山までは苔むした林のなかの急登だ。丸山から高見石小屋に下りる。小屋脇の高見石からの展望は素晴らしく、黄色い模様の中山や赤く縁取られた白駒池が美しい。 高見石小屋から少し下って、中山へ向かう。展望台からは八ヶ岳の山はもちろん、遙か彼方、雲のうえに槍ヶ岳や穂高連峰までも見えた。中山山頂は、登山道の通過地点に標識だけあって山頂らしくない。そして、ニュウへの分岐を分けて中山峠に向かった。左に見える稲子岳への登山道を探したが、稜線は切れた崖になっていて、登山道らしきものは見当たらなかった。 中山峠からは正面に天狗岳が迫っているが、今日は天狗岳には登らずに黒百合ヒュッテまで足を伸ばした。ヒュッテ前には、親子づれから若者のグループまで大勢の登山者が休んでいた。 ニュウへの分岐まで戻る際に、稲子岳山頂から南端に向かって開けている辺りに、下っている登山者が見えた。 分岐から林のなかを下っていくと目の前に、切り立った岩がそびえている。ニュウだった。登山道からほんの少しで、てっぺんに立てる。途端に白い雲が下から湧いてきて、稲子岳やミドリ池は見えない。また、ニュウ近くにも稲子岳への登山道があるらしいのだが、こちらも分からなかった。 白駒池へ下りたら、紅葉見物の観光客が大勢いた。駐車場待ちの車列は新たに１キロも続いてかなりの混雑だ。出動した警官が整理に当たっていた。 （写真はニュウで、頂上に登山者が見える。写真の右上は高見石から眺めた白駒池。）