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自費出版
一般の書籍と比べて印刷部数の少ない自費出版では、1部当たりの制作費用が高くなります。
依頼する前に次の点に留意しましょう。

見積もりは、その数字が最終的なものか確認すること!
「大変だったから」と作業の煩雑さを理由に追加料金を請求される場合あり。なお、前金(手付けではない)は半額が妥当で、納品前に全額支払わないこと。
担当者のレベルをチェックすること!
最近は編集作業が細分化され、コンピュータの知識しかない者も多く、印刷や製本についてまで理解しているか、確認したほうがよい。そして、担当者がよく代わるところは気をつけよう。この業界は人の出入りが激しい。
大手だって安心できない!
実際の実務や制作は下請けで、まる投げのケースも多い。担当者の名刺に騙されないように。また、大手の倒産が…。

※自費出版大手「碧天舎(へきてんしゃ)」(東京都千代田区)が経営の行き詰まりから倒産し、申し込んでいた執筆者約250人の本が出版できなくなった。執筆者が同社に支払った百数十万〜数十万円の出版費用も戻ってこない恐れがあり、出版を心待ちにしていた人からは、「だまされた」と怒りの声が上がっている。(読売新聞、2006.4.12)
※自費出版大手の「新風舎」(松崎義行社長、東京都港区)は19日、記者会見を開き、破産手続きに入ることを明らかにした。…本を製作中の著者約1000人が支払った前受け金は計約10億円に上るという。製作中の著者を対象に今月末に予定した説明会は中止を決めた。(毎日新聞、2008.1.20)
本当に書店流通?
取次を通して全国の書店に並べられるのか。契約しているわずかの書店だけではないのか、確認しよう。


自費出版の費用はいくら?
中山編集事務所の一例で、部数が増えると1部当たりの単価は安くなるのが分かります。
 小冊子(B5・16頁)   500部13万円 1000部15万円   2000部19万円
  並 製(B5・104頁)   500部68万円 1000部75万円   2000部95万円
  上製本(B6・304頁)   300部120万円 500部150万円 1000部190万円

※表の価格(税抜き)は文字データ持込みの税込み価格で、写真の使用、複雑なレイアウトなどは高くなります。最低、これくらいの費用がかかるとお考えください。
※見積もりは無料ですが、「こういう本にしたい」という見本があればより正確に算定できます。
※印刷まえに(校正がすべて終わったら)、前金として半額をお願いします。そして、納品後2週間以内で、残りの半額をお支払い下さい。
※必要ならカメラマン、ライターも紹介できます。