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宥勝寺裏埴輪窯跡 ゆうしょうじうら…
(本庄市早稲田の杜1-12-16・県指定)
宥勝寺裏埴輪窯跡(本庄市)
(いずれも2021.4撮影)
上越新幹線を本庄早稲田駅で降りれば、マリーゴールドの丘公園だ。丘下のトイレちかくに、2つの案内板がある。ただ、案内板のまえは公園の斜面で、宥勝寺裏埴輪窯跡の痕跡はなにも無い。(同じ埼玉県内の生出塚埴輪窯跡も見学したが、こちらも痕跡無しだった。)宥勝寺は、新幹線の線路を挟んだ南側にある。
丘の斜面につくられた半地下式の登り窯は、長さ7m、幅1.5mで5基あった。左下の写真は案内板から撮った埴輪の焼成作業で、操業は6世紀後半。大久保山丘陵やちかくの古墳に製品が供給されていたという。
マリーゴールドの開花には早いが(春は種まきの時期)、丘に上れば芝桜越しに古代人の気分になって群馬の名峰を眺められる。上段の写真ではかすかにしか写っていないが、左から榛名山、小野子山、子持山、そして裾野は長し赤城山である。

宥勝寺裏埴輪窯跡の靫形埴輪(本庄市)本庄早稲田の杜ミュージアムに立ち寄って見学したのが、宥勝寺裏埴輪窯跡から出土した靫形(ゆきがた)埴輪。
靫は矢を収め、背負う武具だ。親切な職員の方から、埴輪では矢は鏃を上にしてあると教えていただく。ミュージアムは昨秋、開館して入館は無料だ。
<参考HP>
本庄市>本庄市の古墳