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やねや塚古墳 やねやづかこふん
(熊谷市三ヶ尻・円墳)

(いずれも2018.12撮影)
二子山古墳を訪れる際に、観音山は見かけた。古墳かと思ったが、あり得ない大きさで、二子山古墳への道を急いだ。その観音山に、やねや塚古墳は移築されている。

この古墳は新幹線建設の際に、発掘調査されている。直径23m、高さ3m。河原石を積んだ横穴式石室からは、銀象嵌の大刀やガラス玉などが出土し、調査後には観音山の南西に移築し復元された。
だが、現地は案内板はなく、ごみ捨て禁止の看板があるだけの寂しいところだった。クサリの支柱も根本から倒れたままだった。
上の写真は横穴式石室の様子で、緑泥片岩と思われる石が渡されているのは、天井石をあらわしているのだろうか。下の写真は観音山で、矢印のところに移築されている。