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谷口山古墳 やぐちやまこふん (宇都宮市長岡町1258-4・円墳・市指定) |
(いずれも2021.12撮影) |
谷口山古墳は教会の敷地内にあると、事前の調べで確認していた。ただ、許可を求めようにも直接、古墳よこの駐車スペースに赴いたせいか、辺りに教会の建物が見当たらなかった。そして、ここに来るまでの坂道は急で狭く、付近住民の苦労に思いを馳せた。 案内板によれば、径24mの円墳である。片袖型の横穴式石室は未開口だったため、最低10人の骨、直刀や耳環など多くの副葬品が、もとの位置のまま出土したという。6世紀後半、飛鳥時代の築造。 ただ、案内板に掲載された石室の実測図では長さは7mで、見た目には奥壁の1枚岩までそんなには長くない。発掘後も削られたのかな。 石室の開口部を柵で閉じている古墳は結構、見かけるが、石室を囲む墳丘ごと柵や屋根で被ったのは珍しい。 なお、写真では柵に隙間があるように見えるが、ワイヤーでしっかりロックされていた。 <参考HP> 宇都宮の歴史と文化財>谷口山古墳 |