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牛塚古墳 うしづかこふん
(川越市的場2475-14付近・前方後円墳・市指定)
牛塚古墳(川越市)
(2019.5撮影)
東京国際大学第2キャンパスと線路(川越線)の間にあり、場所を尋ねた方は「なんにもないよ」と。狭い道路脇からフェンス沿いの小道を進めば、案内板と後円部へ至る階段がみえる。そして、前方部には「牛塚」と書かれた標柱があった。
写真は後円部から前方部を望んでいる。住宅やビニールハウスがあって、全景の撮影は難しい。

案内板によると、長さ42m、高さ3.75mの川越地方で最大の前方後円墳で、7世紀初頭の築造。そして、横穴式石室が「築造当初の床面とそれを覆った第二次の床面がある重葬形式のものである」と述べている。いわば、石室の2段重ねだ。第二次の床面からは、金銅製の指輪(写真の右下、案内板から撮影)が出土している。
なお、牛塚古墳は的場古墳群の主墳だが、現存はこの古墳だけだ。

浅間宮(川越市的場)見学を終え帰ろうとしたら、さきほどの方から「ちかくに、ほかの塚がある」と教えていただいた。
鳥居をくぐり、階段を上れば墓石のような石碑があって、浅間宮と刻まれていた。ご近所の方に確認したら、「古墳ではなく神社」という。
確認できる術はないが、いかにも円墳のような形をしている。
<参考HP>
カワゴエール>牛塚古墳