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殖蓮村７６号墳　うえはすむら… （伊勢崎市本関町・円墳）

（２０２１．９撮影）

田んぼにある古墳は多いが、溜め池？のなかとは珍しい。（ちかくに粕川が流れているのに、溜め池とは不思議だ。）古墳名の殖蓮村は聞き慣れないはずで、戦前に伊勢崎市になっている。 伊勢崎市の看板「あぶない！ここであそばない」はあるのに、この殖蓮村７６号墳は案内板も無い。池はカワウが浮かび、墳丘を被う木にも一羽。いずれ木々は白く染まるかも知れない。 『群馬県古墳総覧』では「綜覧：殖蓮村７６号古墳」と掲載され、円墳の径は不詳。現状は△なので、水の浸食によって削られたのか。裾を水から守っているという石は、わずかに見えただけだ。刀２口が出土している。 同じ本関町古墳群に属する一ノ関古墳（北に３０ｍ）は整備され、史跡公園になっている。そして、一ノ関古墳との間にあった殖蓮村７９号墳は消滅したのか、帰路に寄ったら宅地になっていた。