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塚本山古墳群 つかもとやまこふんぐん
(埼玉県美里町下児玉・円墳)
塚本山古墳群(埼玉県美里町)
(家形埴輪2022.10、ほか2021.4撮影)
上越新幹線・本庄早稲田駅南の丘陵地に築かれた塚本山古墳群。本庄市と思っていたら、おもに美里町の所在だ。駅によりちかい本庄市側には、前山1号墳東谷古墳ほかの大久保山古墳群がある。
見学日は古墳巡りの起点となる、小さな赤い鳥居そばの空き地に駐めさせてもらった。ただ、養蜂の巣箱がいくつもあって、ちかくでミツバチが飛び回っていたのでご注意を。
下段左の写真中央には鳥居がかすかに写っていて、気になる石もあった。鳥居を過ぎれば山道らしきが左右に伸び、今回は「この先行き止まり」看板がある左方向(西側)を見学した(上段の写真)。

はじめのうちは写真を撮っていたが、あまりの多さに見るだけにしてしまった。早稲田大学が設置した「これは古墳です」と訴える大きな看板と、古墳ナンバーを示した小さな看板が設置されている。下段中の写真のように盛上がりのある古墳は少なく、夏は草に埋もれてしまうだろう。
小さな円墳がほとんどで、東西1キロほどに200基超えの群集墳である。築造は古墳時代の後期から終末期。
下段右の写真が関越道で、ここで行き止まりになる。関越道工事の際には29基が調査され、横穴式石室は模様積みであったという。
<追記>
塚本山古墳群15号墳の家形埴輪(埼玉県美里町)さきたま史跡の博物館での企画展「家形埴輪」に、塚本山古墳群15号墳から出土した入母屋造の家形埴輪が展示されていた。
15号墳は径20mの円墳。大棟に4本の煙突みたいな柱が突き出ていて、昔の大型客船みたい。さらに、4本の柱の左右には6本ずつの棟押(むねおさえ)と板格子飾が配置され、変わった形の家形埴輪であった。(以上、購入した小冊子を参考にしました。)

<参考HP>
美里町>塚本山古墳群