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田篠しの塚古墳 たじのしのづかこふん
(富岡市田篠・円墳)
田篠しの塚古墳(富岡市)
(いずれも2022.10撮影)
おとなりのカインズには大勢の買い物客が訪れるのに、田篠しの塚古墳を見学する物好きはほかにいない。名称について。「篠」という漢字が続くのを避けるため、後者をひらがなにしたのかな。

田篠しの塚古墳の横穴式石室(富岡市)古墳時代の終わりごろ築造された、塚原古墳群は30基以上で構成される。しの塚古墳は最大で、案内板では径19mの円墳。
実際には100m離れて存在していたがバイパス工事のため7基が調査され、しの塚古墳だけがこの地に移転・整備された。(しの塚古墳以外の6基は壊され消失している。)
移転に伴い石室は原寸、古墳の規模は径14mに縮小して整備された(大きな写真の右端が開口部)。横穴式石室(全長7.8m)の天井石は失われていて、1枚架かっているのは玄門のまぐさ石だ。墳丘に平たい石を葺いているのが特徴という。