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北峰1、12-14号墳 きたみね…
(坂戸市北峰・いずれも円墳)

北峰古墳群出土の埴輪(坂戸市)
(埴輪2022.5、ほか11撮影)

坂戸市歴史民俗資料館を見学したら、北峰古墳群出土の人物埴輪などが展示されていた。なので、この古墳群を見学したいと思っていて、別件でちかくを訪れた日に寄り道をした。北峰古墳群は40基ほどで構成され、現存は9基。
展示の埴輪は、何号墳からの出土かは明示されていなかった。製造は古墳時代後期とあり、古墳群の築造時期も同様と思われる。

北峰の大日如来(坂戸市)まず訪れたのは、てまえに駐車スペースがある北峰の大日如来だ。覆屋に、柔和なお顔で鎮座されている。案内板では江戸期半ばの石像で、4月と10月の縁日には団子が配られるという。
北峰古墳群(坂戸市)大日如来の斜め向かいの、1号墳は小径から松の木と石祠を確認できる。ただ、この小さな古墳の墳丘上に、なぜ白いフェンスが設置してあるのか理解できない。
そして、小径を挟んだ向かい側に2、3、6号墳があるはずだが、わからなかった。
写真右側の盛上がりは土砂を積み上げたように見え、雑草も生えていない。左側の雑木のまとまりが怪しいと思い内部を覗き込んだら、こちらは盛上がりを確認できなかった。
現存する墳丘はいったい、どこにあるのか。冬枯れの季節に来なければ駄目かな。

つぎに訪れたのは、稲荷神社の周辺だ。この神社、鳥居は目に付いたが、社殿はとても小さく奥にある北峰集会所が目立っていて、周辺で12〜14号墳を見学できる。
12号墳は北側の道から写真を撮った。裾にタイヤを並べてあるのは土留めのためかな。
神社の東には森再生事業の看板を従え、13号墳と14号墳がある。墳丘の切り株と森再生とは、相応しくない気がする。
そして、13号墳のほうが大きく見え、石祠があった。14号墳の写真は13号墳の墳丘から撮ったが、奥の低い盛上がりである。
以上、見学した北峰古墳群に案内板、標柱の類いは一切、無かった。ほかに10、11号墳が現存しているので、機会があれば訪れたい。