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熊野神社古墳 くまのじんじゃこふん
(桶川市川田谷348・円墳・県指定)
熊野神社古墳(桶川市)
(2018.8撮影、下の出土品は2018.9撮影)
熊野神社のちかくには樋詰氷川神社もあるので、訪れる方はお間違えのないように。そして、「ハチに注意」と手書き看板が階段のところにあったので早々に見学を終えなくては…、今夏は某所にてアシナガバチに刺され、しばらくハレが引かなかった嫌な記憶がある。

階段の登り始めには案内板や熊野神社御由緒があって昭和3年、小さな祠であった熊野神社を改築時、墳頂を掘削したら粘土槨(ねんどかく)が発見されたという。
そして、勾玉などの遺物が出土し4世紀後半の築造と推定されたが、さきたま古墳群より1世紀まえの年代だ。社殿のわきには「出土品之碑」もある(上の写真左下)。

熊野神社古墳・出土品(桶川市)古墳自体は県指定史跡だが、出土品は国指定重文。案内板の写真はかなり汚れていたので掲載できないと思っていたら後日、さきたま史跡の博物館の企画展「埼玉の古墳3」に一部が展示されていた(右の写真。左上は筒形石製品、左下は石釧(注) 、右は巴形石製品で、いずれも石は碧玉である)。残念ながら勾玉は展示されていなかった。
(注)石釧(いしくしろ)とは古墳時代の石製腕輪。
<参考HP>
桶川市>「熊野神社古墳の物語」リーフレット (PDF)
桶川市観光協会>西部観光一覧