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西ノ原1号墳 にしのはら…
(群馬県千代田町新福寺西ノ原・前方後円墳)
西ノ原1号墳(群馬県千代田町)
(2021.10撮影)
西ノ原1号墳の所在地を、隣接する大泉町にしている向きもあって悩んでいたが、古海松塚5号墳を調べているときに解決した。写真左上は古海松塚古墳群の分布図(5号墳の頁に掲載)の一部で、赤い境界線と町名を付記した。
分布図では西ノ原1号墳は古海松塚25号墳とされて、町を分ける道路(写真てまえ)が前方後円墳の前方部を横切っているのだ。
全長60mほどの前方後円墳には、さらに別名があって、新福寺観音山古墳というからヤヤコシイ。

写真は千代田町側で、丈の高い雑草(木に草が絡まっている?)が密生して立入りは不可能だ。ただ、道路脇で土留めが1段高いところでは、盛り上がりを確認できた。
北側に回っても、状況は変わらずひっつき虫(センダングサ)まで繁茂し、墳形の確認はできなかった。◎が最高の、『群馬県古墳総覧』での現状は○である。
なお、東京国立博物館に収蔵されている、武人埴輪の頭部が出土したのは昭和6年だった。