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梨ノ木山古墳 なしのきやまこふん
(群馬県玉村町下茂木1027ほか・円墳?・町指定)
梨ノ木山古墳(群馬県玉村町)
(いずれも2019.4撮影)
満開の桜のもと、親子連れが暖かな春を楽しんでいた。子どもは桜よりタンポポ摘みに興味があるようだ。
標柱よこの案内板は必要なデータのみの掲載で、簡潔明瞭だ。
■現   状・南北42m 東西45m 高さ7mの伏鉢状の円墳
■石室の形式・竪穴式石室と推定される
■出 土 品・刀子滑石製模造品 円筒埴輪破片 土師器杯破片若干
■築 造 年 代・5世紀〜6世紀と推定される
この箇条書きのあとに横長の、築造当時の規模推定図(昭和41年8月発掘による)があるだけだ。

梨ノ木山古墳(群馬県玉村町)そして、葺石らしきを確認しながら墳頂に上がる。ここにも標柱があったが、石室の石材?がいくつか転がっていた(左上の写真)。案内板にはたしか、竪穴式石室とあったのを思い出す。
帰宅後、読んだ玉村町歴史散策マップ(平成30年11月版)はこの梨ノ木山古墳にも触れていて、案内板との相違は前方後円墳の可能性、埴輪などにより5世紀の築造という点である。
帰りに後ろに回り込んでみたら帆立貝形のような拡がりがあった気もするが、円墳と思い込んでいたせいか、いい加減な写真が1枚残されていた(左下の写真)。そして、墳丘には梨ノ木は無かったようだ。
<参考HP>
玉村町>町史跡