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小林天神古墳 こばやし(の)てんじんこふん
(桐生市新里町小林60−1・円墳・市指定)
小林天神古墳(桐生市)
(いずれも2019.5撮影)
新里中央小学校の敷地内にあり、配慮が必要だ。案内板では小林天神古墳、標柱や桐生市のサイトでは小林の天神古墳で、「の」の有無が気になるが案内板どおりに。(「の」と表記されなくても、読むときに入れるかも知れない。)

小林天神古墳の家型埴輪(桐生市)小林天神古墳は旧新里村の径42m、高さ3mの円墳で、新里村第1号墳だ。写真は南から撮ったが、反対側は道路で削られている。無袖型の横穴式石室は自然石(安山岩)の乱石積で、全長6.4m。残念ながら、開口部は土のうで塞がれていた。
墳丘からは家型埴輪も出土し、現在は東京国立博物館に所蔵されていると案内板に書かれている。古墳の横に壁が格子状の覆屋があり、透明なケースに入った家型埴輪がある。こちらの埴輪は…、埴輪列のひとつか、レプリカか。まさか出戻り? そして、ケースが太陽光を反射して見づらかった。

桐生市・みどり市の地図以下、余談。新里村は、平成17年に黒保根村(くろほねむら)とともに桐生市に編入。翌年、東の旧桐生市との間に位置する笠懸町、大間々町、東村が合併し、みどり市が誕生した。
桐生市はいま東西2つに分断し、繋がっていない。飛び地としても、東と西の面積は同じくらいだ。
<参考HP>
桐生市>小林の天神古墳 
桐生市>天神古墳・中塚古墳・武井廃寺塔跡