ホーム | 古墳 | 城郭 | 旧跡ほか

北山茶臼山古墳 きたやまちゃうすやまこふん
(富岡市南後箇・円墳・市指定)
北山茶臼山古墳(富岡市)
(いずれも2021.10撮影)
北山茶臼山古墳へのルート図を掲載したのは道迷いしたからで、訪問される方はお間違えの無いように。低山ほど、道が入り組んでいるのでルートを失いがちだ。北山の南斜面は富岡実業高校の学校林になっている。
麓には矢印つきの標識もあり、左の上っている道を選んだら杣道のようになって、行き止まり。出発点に戻って仮設トイレのあるところをしばらく進めば、また分岐があって、またまた左のみちを上って元の木阿弥。古墳は北山の頂上にあるので、息を切らせながら斜面を何度もよじ登ってようやく辿り着いた。情けない。
かなり彷徨っていた気がするが、実際には20分ほどか。頂上で東側を眺めたら登山道らしきがあった。下りはこちらを選び、5分で降りられた。なので、北山に登るには、右(東側)に大きく回り込んで頂上(北山茶臼山古墳)を目指せばよい。急がば回れ。

ルート図は標識のちかくにあった学校林見取図の一部に、赤色の破線(ミシンケイ)と、標識、トイレ、茶臼山古墳の文字を付記した。
北山の頂上には、茶臼山古墳の案内板がある。径35mの円墳で、4世紀末から5世紀はじめの築造。明治27年には、粘土槨の主体部が発見され、出土品のなかでも神人車馬龍虎画像鏡(青銅鏡)は魏で3世紀に作られ、ヤマトや機内との結びつきが考えられるという。
なお、ちかくの北山茶臼山「西」古墳(前方後円墳)が消滅したのは道路建設のおかげである。

3枚写真の、下の写真ははじめの分岐で手前に標識があるが、これではどちらに進めばよいのか不明だ。まん中の写真は西側から眺めた墳丘で、葺石らしきが見られた。上の写真は頂上の案内板と石碑。
<参考HP>
富岡市>9.北山茶臼山古墳(PDF)