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剣崎長瀞西古墳 けんざきながとろにしこふん
(高崎市剣崎町1365-1・帆立貝式)
剣崎長瀞西古墳(高崎市)
(いずれも2019.2撮影)
前橋から安中に向かう群馬県道10号は、烏川を渡ってヘアピンカーブを上りきったら、八幡台地の北端に至る。西部小学校の北東に、全長30mの5世紀後半に築造された別名、碓氷郡八幡村24号古墳がある。
フェンスで囲まれ、「無断でフェンスの中に入らないで下さい」と、高崎市の水道局と教育委員会の連名で注意書きがあった。浄水場がちかくにあって、この辺りは水道局の敷地のようだ。
剣崎長瀞西古墳のイメージ図と出土品(高崎市)案内板によれば、墳形が円墳または帆立貝式で、2段築成の1段目テラス部分は南側で広くなっているので帆立貝式の可能性を指摘している。が、イメージ図を見たら帆立貝式だった(案内板から撮った、左上の写真)。
主体部は2カ所あって、墳頂と南側テラスに竪穴系の埋葬施設が確認されている。畑にでもしようと思ったのか昭和7年、墳頂の開墾時に出土した副葬品は東京国立博物館へ(同、左下の写真)。
また、剣崎長瀞西古墳の東には剣崎長瀞西遺跡があり、渡来人を思わせる多数の副葬品が出土し一部を観音塚考古資料館で見られる。
<参考HP>
高崎市>剣崎長瀞西遺跡出土品