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白藤古墳群 しらふじこふんぐん
(前橋市膳の新宿、白藤、八幡地区・円墳ほか方墳)
白藤古墳群、ぐんまちゃん埴輪(前橋市)
(いずれも2026.7撮影
膳八幡神社の北、耕作地のなかを、グーグルマップは「白藤古墳」のピンを立てている(右上の写真)。見渡してみても、古墳は確認できず、既に消滅したようだ。『群馬県古墳総覧』で確認してみると70基以上が掲載され、現状はすべて×。梅雨空のもと、付近では道路脇の草刈りに励む方がいるだけだった。
『粕川村文化財報告第十集 白藤古墳群』掲載の航空写真と、地図の膳八幡神社と龍源寺の位置関係から、この辺りはP・V区である。ぐんまちゃん埴輪の故郷はここなのか…、周りの景色を眺めて雰囲気を味わうしかない。なお、粕川村は平成16年に前橋市と合併した。

白藤古墳群のVー4号墳からは群馬県のマスコットキャラクター、ぐんまちゃんのモデルになった馬形埴輪が出土している。
古墳群の52基が発掘調査され、多くは径20mに満たない円墳で、5世紀中葉から6世紀前半の築造である。昭和57年に発掘調査されたVー4号墳は径21.6mの円墳。5世紀末製造の、ぐんまちゃん埴輪は墳丘上の円筒埴輪列で発見を待っていたという。

いま、ぐんまちゃん埴輪はほかの馬形埴輪とともに、粕川歴史民俗資料館で見学者を楽しませている。右下の写真では右端で、高さ50cmともっとも小さく愛くるしい。
馬の目が顔の左右の端にあるのは、視野を広くするためだ。ただ、馬形埴輪のなかには顔の正面に目があり、ぐんまちゃん埴輪もそうだ。『HANI−本』(群馬県発行)によれば、まだ馬を見ていない人が作ったのかも、と。