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浅間山古墳 せんげんやまこふん
(埼玉県上里町神保原・円墳・町指定)
浅間山古墳(埼玉県上里町)
(いずれも2020.8撮影)
長かった梅雨が明けて草木は茂り、古墳見学には不向きな時期だ。この浅間山古墳は旧中山道沿いにあって、赤い鳥居が目印になるので場所はわかりやすかった。手前の畑では熱心に農作業をされ炎天下、ご苦労さまです。

浅間山古墳の実測図と石室(埼玉県上里町)石室へ向かう階段よこに、案内板があった。
この浅間山古墳は旭・小島古墳群に属し、径28m、高さ6mの円墳という。胴張両袖型横穴式石室の玄室の長さは6.48m、羨道3mだ。直刀、鉄鉾、鉄鏃、銅椀などが出土している。
築造は7世紀後半の古墳時代終末期で、銅椀は仏教との関わりがあるようだ。
右の実測図は案内板に掲載されており、スケールは10mだ。右上の小さな写真は、石室の様子である。

階段を上れば平地になっていて、小さな赤い祠、そして鉄柵に紙垂(しで)を飾った石室があった。ただ、鉄柵越しのうえ、玄室を西側から覗いているので角度的に視界が限られ、全容はわからなかった。
そして、石室を撮っていたらヤブ蚊集団の襲撃を受けて、1匹は撃退したが、4カ所もさされてしまった。