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柿の木坂古墳 かきのきざかこふん
群馬県榛東村新井・円墳)
柿の木坂古墳(群馬県榛東村)
(いずれも2020.1撮影)
柿の木坂古墳は道路から少し入ったところにあって、目立たない。地味な円墳の、袖無型横穴式石室は木立の下に佇んでいた。
付近にはネギ畑があり、石室のものか石材が置かれていた。そして、北側の県道はたしかに坂道だったが、柿の木は冬枯れのせいか、気づかなかった。
木の階段(大きな写真の右)を上れば、石室の脇に、榛東村古墳第三十と刻まれた小さな石柱が立っている。だだし、漢数字の三十は黄色のペンキで塗られている。

柿の木坂古墳の石室(群馬県榛東村)石室の開口部は枝葉で塞がれ、天井石からは昨日の大雨のためだろう、水滴が落ちてきている。蓑虫なのか、ぶら下がっている奴もいる。また、内部には何故かレーキやジョウロが置かれていた。
案内板は無いので、『群馬県古墳総覧』で確認したら武具のほか人骨も出土している。