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甲山古墳 かぶとやまこふん
・円墳・県指定)
甲山古墳(熊谷市)
(いずれも2018.5撮影)
甲山古墳・上空写真(熊谷市)大きな木々が視界をさえぎって、墳丘の形がよくわからない。
6世紀ころに築造された甲山古墳は全長90m、高さ11.25mの2段築成である。
円墳としては埼玉県内で丸墓山古墳(さきたま古墳群)に次ぐ大きさで、全国では5位。
ちなみに、4位までは富雄丸山古墳(奈良県)110m、丸墓山古墳105m、高山塚古墳(茨城県)100m、そして小盛山古墳(岡山県)95mだ。

古墳の形が冑(かぶと)に似ているので甲山の名がついたというが、案内板にあった上空写真では帆立貝式かなと思える程度で、はじめは冑とは思えなかった。どうも戦国時代の冑が浮かんだらしく、古墳時代の衝角付冑には確かに似ている。
墳頂の赤いところが冑山神社の本殿、そして古墳の左上に冑山配水場がある。地名にも「冑」が使われていて、古墳名はなぜか「甲」である。

<参考HP>
熊谷市>甲山古墳
熊谷デジタルミュージアム>甲山古墳