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蛇穴山古墳 じゃけつざんこふん
(前橋市総社町総社1587-2・方墳・国指定) 

(全景2017.10、ほか2021.11撮影)
宝塔山古墳のあと、総社古墳群で最後の7世紀後半に造られたのが1辺40mの方墳、蛇穴山古墳だ。総社歴史資料館で場所を聞いたらお隣で、蛇はいなかった。
『ぐんま古墳探訪』(群馬県)によれば、石室の奧壁に後の世に刻まれた文字跡が蛇に見えたので、蛇穴山の名が付いたという。
横穴式石室では、素晴らしい石材加工技術を見学できる。天井、奧・左右の壁ともに1枚の巨石で構成され、宝塔山古墳と同じように漆喰で白く塗られている。
石室の写真に写っているのは石棺ではなく、それを安置する台、いわゆる棺台だ。そして、羨道は無いが、石室入口まえに前庭部がある。

蛇穴山古墳のトレンチ、古墳カード(前橋市)なお、2016年オープンの資料館は新しく入場無料。古墳のほか、山王廃寺跡や天狗岩用水を造成した総社藩主・秋元氏を紹介している。
パンフ類は豊富に用意してあって、総社古墳群の地図も頂戴した。そして、現地にはなかった大室古墳群のパンフがあって助かった。
<追記>
4年後に再訪したら、トレンチ調査を2カ所で。墳丘のトレンチ(右上の写真)では、葺石を確認できた。
そして、帰りに寄った資料館では、古墳と写っている自らの写真を示して、ぐんま古墳カードを頂いた。カードには、ぐんまちゃん掲載の同種のものがある。
<参考HP>
前橋市総社歴史資料館>東国の雄「総社古墳群」 
前橋市>総社・清里の文化財を訪ねて
前橋市>秋元公が今も愛される5つの理由