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伊勢山古墳 いせやまこふん
(前橋市西大室町伊勢山623ほか・前方後円墳
伊勢山古墳(前橋市)
(いずれも2018.12撮影)
伊勢山古墳(前橋市)別名、荒砥(あらと)村122号古墳だ。全長67mの前方後円墳には標柱はあったが、案内板はない。
標柱脇に小さな石碑はある。埋め込められたプレートの内容は「ツツジの由来」だ。鳥居後ろの大木はヤマツツジで、樹齢は100年を越えるという。当地には360株のツツジがあり、大室公園に140株を寄贈したとプレートは続く。墳丘がわからないほど、あちこちに植えられているのはツツジだったのだ。
ツツジを寄贈された大室公園には大室古墳群が整備され、ここからは東へ1キロほどだ。

さて、伊勢山古墳である。後円部の墳頂には稲荷社が築かれて、五社稲荷古墳ともいわれる。上の大きな写真、赤い矢印の下が稲荷社で、前方部方面から後円部を写している。前方部には「御大典記念植樹」と刻まれた石碑があった。
なお、横穴式石室からは耳環や歯が出土しているが、ツツジの間を歩き回っても石室は見つからなかった。