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武蔵府中熊野神社古墳 
むさしふちゅうくまのじんじゃこふん

(府中市西府町2-9・上円下方墳・国指定)
武蔵府中熊野神社古墳(府中市)
(いずれも2018.4撮影)
最寄り駅はJR南武線の西府駅で、改札をでて左にすすむ。「当駅北口から600m」の看板があっても、「ご自由におとりください」の見学案内は1枚もない。駅からは歩道に敷石の案内があるので、10分ほどで辿り着けた。

武蔵府中熊野神社古墳(府中市)熊野神社のうらが武蔵府中熊野神社古墳である。上円下方という珍しい古墳と確認されたのは、2003年。国内最大規模・最古の上円下方墳は下から1段目一辺32mの方形、2段目一辺23mの方形、3段目直径16mの円形で、2005年には国指定の史跡になる。
石室は保存のため完全に埋め戻され、展示館に石室復元展示室が付設されている。ただ、訪問日が休館日の月曜だったせいか閉じられていた。
右上の写真は出土した銀象嵌(ぞうがん)の鞘尻(さやじり、刀の鞘の端)金具で、青い丸で囲んである七曜文は富本銭にも見られるという。
右下の写真は玄室内部の様子で、ともに案内板から撮った。
なお、熊野神社は府中市指定の文化財で、江戸中期から幕末における神社建築の造形をよく現しているという。
<参考HP>
府中市>国史跡 武蔵府中熊野神社古墳