ホーム | 古墳 | 城郭 | 旧跡ほか

堀越古墳 ほりこしこふん
(前橋市堀越町861-1・円墳・県指定)
堀越古墳(前橋市)
(いずれも2019.4撮影)
赤城山の南、山寄せの堀越古墳は別名、大胡町15号古墳という。セブンイレブンの向かいを直進したら個人宅のため、戻りかけたところで堀越古墳の看板を見つけた。渋川大胡線と並行な道でひと安心するも、道路工事のための迂回を強いられ場所がわかりづらい。作業員の方は古墳をご存知でなかった。

堀越古墳の石室(前橋市)周りは住宅が迫り、行き止まりの先に堀越古墳はあった。道路脇は削られて、径25mの円墳には見えない。反対側の、南に開口する石室まえには、タンポポが咲き乱れる前庭部があって、様になっている。
案内板はアルミのせいか太陽光が反射して、とても読みづらい。両袖型の横穴式石室は、加工した安山岩を使った截石切組積だ。左上の写真は玄室、左下は玄室から開口部を望んでいる。
石室は全長6.8m、玄室長3.1m、幅1.9mで、明治2年の発掘時に小刀などが出土したが、行方不明と案内板に述べられていた。前庭部からは土師器、須恵器が出土している。
そして、見学を終えてUターンしようとしたら、ご近所の方から「どこにでも入っていいよ」と有難い声を掛けていただいた。