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羽刈観音山古墳 はかりかんのんやまこふん
足利市羽刈町 ・前方後円墳)
羽刈観音山古墳(足利市)
(2018.11撮影)
ここは群馬県の邑楽町のような気でいたが、足利市の南端だ。羽刈観音山古墳のお隣は西原集会所で、駐車スペースはあるが配慮は必要だろう。
そして、古墳名に観音山と付くからか、足利百名山の一座だ。足利市内に100もの山があるとは不思議に思っていたが、山麓(裾)から山頂(墳頂)まで10秒で百名山なの?

この羽刈観音山古墳は指定が無くても、きれいに整備されている。同じ足利市内の市指定の明神山古墳群、国指定の藤本観音山古墳とはえらい違いだ(個人的な感想です)。ただ、「古墳群」になっている標柱はあっても案内板がなく、よくわからない古墳だ。
後円部と思われる墳頂に建つお堂には、子育観音が祀られている。そして、脇には青面(しょうめん)金剛明王が控えて睨みをきかせている。青面金剛明王は庚申信仰の本尊で、台座に三猿が彫られていた。むかしから信仰の場所なので、古墳も地域住民から大切にされているのだろう。