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五代大日塚古墳 ごだいだいにちづかこふん
前橋市五代町214・前方後円墳・市指定)
五代大日塚古墳(前橋市)
(いずれも2019.6撮影)
梅雨を控えて、どんよりとした空模様だ。五代大日塚古墳てまえの田んぼでは、人が真ん中にいて、田植機は片隅で作業していた。向こうは畑作地で、こちらも数人の方が働いていた。

五代大日塚古墳の石材、石碑(前橋市)場所はすぐにわかるのだがこの時期、古墳を被う雑草の丈が高く、まず案内板を読んでみる。長さ20m、後円部径13mの小さな前方後円墳だ。
横穴式石室があるというので見渡したら、草むらに石材らしきがいくつか転がっていた(左上の写真)。石材のさきには小さな石碑があって(左下の写真)、大日…と刻まれ古墳名になっている。そして、草で見えなかった小穴につまずき、転んでしまった…、足元注意!
前方後円墳といっても、墳形が確認できない。高くなっているところも前方部か後円部かわからず、かなり削平されている。田園地帯にある古墳の宿命なのか、土取りされたのかも。
明治38年の発掘では渦文鏡、金環、大刀、馬具などが出土し、6世紀末から7世紀前半の築造である。