ホーム | 古墳 | 城郭 | 旧跡ほか

諏訪神社古墳・諏訪神社北古墳 
すわじんじゃ…

諏訪神社古墳・諏訪神社北古墳(藤岡市)
(いずれも2023.3撮影)
諏訪神社のまえには、ランドセル祓の幟がいくつも立てられていたけど、昔の小学生には考えられないお祝いだ。
境内には古墳が2基あって、いずれも石室が開口している。社殿を抱く、大きいほうが諏訪神社古墳。右手に回り込んで、後円部にある石室に向かった。

諏訪神社古墳(藤岡市藤岡495 諏訪神社内・前方後円墳・市指定)
諏訪神社古墳(藤岡市)案内板の説明では築造は6世紀後半で、後円部径37m、全長57m。両袖型横穴式石室は切石積み(てまえは自然石)で、西南に開口している。銀環、刀、人骨が出土し別名、藤岡町3号古墳。開口部は鉄柵で守られ、鍵が掛けられていた。
さらに墳丘を回り込んで諏訪神社北古墳に向かえば、椿は花を落として、池には赤い太鼓橋が架けられていた。この池が周溝の一部なのだろうと考えていたら、電車の走行音が聞こえてきた。八高線がちかいのだ。
<参考HP>
藤岡市>諏訪古墳

諏訪神社北古墳(藤岡市藤岡495 諏訪神社内・円墳)
諏訪神社北古墳(藤岡市)北古墳には、高山社を創始した高山長五郎と2代目社長の町田菊次郎の碑のほかに案内板が設置されていても、古墳についての情報は無かった。
『群馬県古墳総覧』では径25mの円墳で、こちらも切石積みの、両袖型横穴式石室からは刀や銅鏡などが出土している。別名、藤岡町4号古墳。
なお、高山社跡(藤岡市高山237)は長五郎の生家で、世界文化遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」を構成している。