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附川1号墳  ふかわいちごうふん
(東松山市石橋330・円墳・ 市指定)
附川1号墳(東松山市)
(いずれも2019.11撮影)
附川1号墳は南中学校の敷地内にある。見学日は振替休日だったが、早朝から部活の生徒さんの声が聞こえ、開いていた門から、なぜか軽トラ2台がでてきた。
附川1号墳と石室(東松山市)正門から真っ直ぐ進めば、整備された円墳が見えてくる。小さな池の後ろ、墳丘には意図的に石が積まれていて(右上の写真)、石室にしてはおかしい。古墳を山に見立てて、山水画の世界をつくっているのかな。
南側に回り込んでみたら、横穴式石室が開口していた。側に控える案内板では、古墳は径13m、高さ2.4mだ。長さ6mの石室は鉄柵で保護され、凝灰岩質の切石を組んだ内部がよく見えなかった(右下の写真)。金環、玉などの装身具や鉄鏃のほか、人骨も出土している。
なお、案内板は茶色い地に白抜き文字で記され、古さと相俟って読みづらい。同市の野本将軍塚古墳でも、同じような案内板であった。

梶田隆章さんのノーベル賞記念碑(東松山市)以下、余談。南中学校には武道館もあって、建物などの配置もよく学び舎として雰囲気がよい。
そして、校舎のまえには、ニュートリノ振動を発見した梶田隆章さんの、ノーベル物理学賞受賞の記念碑があった(左の写真)。記念碑の経歴欄では、氏はこの中学校の出身で、古墳とノーベル賞の対比が面白かった。