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瓢箪塚古墳 ひさごづかこふん
(海老名市国分南 ひさご塚公園・前方後円墳・市指定 )
瓢箪塚古墳(上浜田7号墳、海老名市)
(いずれも2026.1撮影)
やっと辿り着いた瓢箪塚古墳は周りを高い擁壁に囲まれ、住宅街に異空間が存在するようだ。ここはひさご塚公園として、海老名市の「一時ひなん場所」になっている。
コンクリ階段を上れば、前方後円墳のくびれ部辺りに出るが、まず相模国造之墳墓だ。前方部の先に1本の石柱が立っているだけで(写真左上)、少しばかり落胆した。相模国造の墓が、この瓢箪塚古墳なのかな、確信は無い。そして、前方部から後円部へ。後円部からは眺めがよく、三角点が設置されていたが、上部が削られて何等かはわからない(右の写真で、手前の後円部から前方部を望んでいる)。

帰りに見つけた案内板はかなり汚れていても、読むのに支障は無い。瓢箪塚古墳は上浜田古墳群7基のうちの1基で、上浜田7号墳。唯一の前方後円墳で、全長80mは市内最大だ。発掘調査で県内最古級の埴輪片(左下の写真)が出土して、4世紀末葉から5世紀初頭の築造とわかった。埴輪片は海老名市立郷土資料館の企画展で撮影した。
以下、上浜田古墳群でほかに見学した3基を紹介しよう。

上浜田1号墳(馬捨塚)・2号墳
(海老名市浜田町 浜田三塚公園・ともに墳形不明)
上浜田1号墳(馬捨塚)・2号墳 (海老名市)浜田三塚公園に上浜田1・2号墳が整備されている。グーグルマップでは1号墳(左上の写真)のみ紹介されていたが、古墳らしき2号墳(左下の写真)も撮っておいた。
それにしても、1号墳は馬を捨てる塚とは…、馬頭観音でも立てればよいのに。
案内板によれば、1〜3号墳が近かったので三塚というらしいのだが、3号墳は墳丘が消滅してしまった。調査はされていて周溝の径35mほどなので、径30mの円墳と推定。
なお、1・2号墳は未調査なので、墳形・規模などは不明。4号墳は中世の塚。5号墳(太鼓塚)の情報は無く今回、見学していない。

上浜田6号墳(海老名市国分南・方墳)
上浜田6号墳、上浜田古墳群全体図(海老名市)
上浜田6号墳も瓢箪塚古墳のような擁壁に囲まれていた。隣家が迫っていても、しっかりした階段があって上らざるを得ないでしょう。一部が防草シートを被された墳頂からは、高台にあるおかげなのか眺めはよかった。
案内板には古墳群の全体図が掲載され、盟主の瓢箪塚古墳は大きい。この6号墳は発掘調査で周溝の一部が発見されて、1辺22mの方墳とわかった。また、出土した壺形土器から4世紀の築造。