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堂山稲荷古墳 どうやまいなりこふん
(富岡市一ノ宮115、116・前方後円墳・市指定)
堂山稲荷古墳(富岡市)
(いずれも2021.10撮影)
はじめは文真堂書店の駐車場を利用しようと思ったけど、群馬県富岡合同庁舎から見えたので、そのまま歩いて向かった。(庁舎は一ノ宮4号墳を中庭に抱えている。)
堂山稲荷古墳の墳頂に赤い鳥居と祠を確認し、高崎と下仁田を結ぶ、上信電鉄の線路が近づくにつれて、墳丘上の巨大な樫(かし)の木が迫ってくる。とみおか名木十選で、ほかに桜の木も高い。
案内板は、6世紀に築造された全長50mの前方後円墳で、富岡市内に残る前方後円墳としては保存状態が良好だという。そして、埴輪の出土にも触れている。

堂山稲荷古墳、埴輪(富岡市)右上の写真は、合同庁舎ロビーに展示されていた堂山稲荷古墳の、調査時の写真だ。
一ノ宮4号墳の調査と併せて、庁舎の駐車場にかかる部分を対象としたものだろう。向きは上の大きな写真とほぼ同じで、上信電鉄の線路が、古墳を二分しているようにみえる。
右下の写真は、同じく庁舎ロビー展示の埴輪。照明が反射して、見づらいのは仕方ない。そして、埴輪ごとに名札を付けないと、ほかの古墳のものと間違えられるのではと思う。(同じガラスケースのなかに、この堂山稲荷古墳のほか、一ノ宮4号墳や19号墳の出土品が展示されている。)