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べったら塚古墳 べったらづかこふん
鴻巣市箕田443-3・円墳
べったら塚古墳(鴻巣市)
(いずれも2017.7撮影)
べったら塚古墳、お堂の裏(鴻巣市)墳頂のお堂には六地蔵がおさめられていた。六地蔵は石の板に上下3体ずつに彫られている。そして、横にはブランコ、ここは子どもたちの遊び場だろう。
六地蔵のうらには三等三角点のほかに、かすかに赤くBMと刻まれ、丸い小さな突起のあるものが隅に置かれていた(右の写真の左上に)。後日、調べてみたらBMとは benchmark の略で水準点を意味し、丸い小さな突起は測量鋲らしい。
少し離れて同じ形態のものを見つけたが、それには、「鴻巣市水準点NO.8」とのプレートがあった。

なお、べったら塚古墳については案内板もなくて情報は少ない。『鴻巣市史』によれば、周囲は削平されて台形にちかく直径23m、高さ2mで、遺物は埴輪片、土師器片が出土している。古墳名はべったら漬けを連想させるが、削られた平らな上部を「べったら」とする向きもある。
それにしても、古墳、六地蔵、そして三角点と水準点、これほどまとまってあるのは珍しい。