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高松塚古墳・キトラ古墳 
この2つの古墳は壁画古墳として知られ、ネット上でも情報が溢れているので、付属施設を含めた現地での感想を少しばかり。壁画についても、<参考HP>をご参照下さい。
高松塚古墳 たかまつづかこふん
(奈良県明日香村平田・円墳・国指定)
高松塚古墳(明日香村)
(いずれも2020.2撮影)
ボーラーハットのような墳形で、キトラ古墳よりは大きく見える(径23m、高さ5mの2段築成)。裾の一部には葺石らしきが、まとまってあった。

高松塚古墳のつぎに中尾山古墳を見学してから、高松塚壁画館を訪れていないと気づた。この辺りは起伏があって、レンタサイクルでの移動は大変である。
壁画館は切り株の残った田んぼのまえで、入館料300円、JAF会員は50円引きだった。壁画はレプリカで、同じ図柄が相対していたが、汚れを落としたものだという。ほかにも展示されていたが、撮影不可なので写真も無く忘れてしまった。いずれにしろ展示スペースが一部屋で、見学は短時間で終わった。
<参考HP>
文化庁>高松塚古墳の概要 飛鳥歴史公園>高松塚古墳
明日香村>高松塚古墳

 キトラ古墳 
(奈良県明日香村阿部山・円墳・国指定)
キトラ古墳(明日香村)
写真の上の、丸みを帯びたところが墳丘になるので、思った以上に小さかった(径13.8m、高さ3.3mの2段築成)。だが、道路を挟んだ駐車場は広く、いまや飛鳥観光に欠かせない存在だ。

キトラ古墳には四神の館という体験館が併設され、レンタサイクルは体験館のエントランスちかくの駐輪場に。
1階の管轄は文化庁で撮影不可。案内の方から剥がされた壁画がここで公開されると言われても、当日は公開日ではなかった。
地下は国土交通省の管轄で撮影可。天井は星を表したイルミネーションで、ほかにも原寸大の石室模型など工夫された展示がある。個人的には、壁面の取り外し・修理に使われた道具がよかった。そして、市町村の埋蔵文化財センターとは、対極の施設だと思った。
<参考HP>
文化庁>キトラ古墳とは 飛鳥歴史公園>キトラ古墳
明日香村>キトラ古墳