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田名向原遺跡 たなむかいはらいせき
(相模原市中央区田名塩田・旧石器時代の住居状遺構は国指定)
旧石器時代の住居状遺構(相模原市)
(いずれも2026.1撮影)
地名に中央区とあって、相模原市は政令指定都市だと再認識する。さて、田名向原遺跡と史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館(旧石器ハテナ館)は県道を挟んで向かい合っている。田名向原遺跡へはハテナ館の駐車場に駐めて、横断歩道を渡る。

まず、旧石器時代の住居状遺構(復元、上の写真)を見学しよう。2万年まえの後期旧石器時代というから、日本最古がほぼ確実な建物跡である。
平成9年に発見されたこの遺構は径10mほどで、石器の素材を剥がした破片で囲まれていた。なかには2箇所の焚き火跡と12本の柱穴があって、人間が定住した遺構として平成11年に国指定。

竪穴住居内部、遺跡の地層(田名向原遺跡、相模原市)田名向原遺跡には、縄文時代の竪穴住居も復元されている(左上の写真)。径3mの中央に石で囲われた炉、そして5本の柱穴が発見されたのだ。この小さな竪穴住居に何人、暮らしたのだろうか。
3基の古墳もあり、谷原12号墳(復元)のほか、2基が保存されている。
ただ、弥生時代の遺跡は無かった。代わりに、旧石器時代の住居状遺構ちかくに「遺跡の地層と黒曜石の産地推定」の展示がある(左下の写真)。
地層ごとの出土品は下から、後期旧石器時代の石器→縄文時代(中期)の土器→古墳時代の土器→近代や現代の茶碗などで、弥生時代には遺物が出土した地層は無く、遺跡も無いとわかった。
黒曜石や土器の見学は、旧石器ハテナ館でどうぞ。
<参考HP>
神奈川県>史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館(旧石器ハテナ館)
相模原市>施設案内 4. 田名向原遺跡(たなむかいはらいせき)(史跡田名向原遺跡公園)