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14.年金、復活
最近、年金問題がカマビスシイ
勤め人は天引きされるので保険料を必ずお支払いになっているハズ。ハズというのは零細企業では経営の苦しさから従業員からは天引きしても、社会保険事務所に支払っているかどうか確信が持てないからだ。小生はその実例を知っている。
国民年金を払っている者は5割に満たないそうで、制度として成り立つの? 徴収した年金資金を支給以外に、たとえば職員のために使っているのにみんな頭にきているのだ。そして、景気回復の遅れる自営業者は払いたくても払えない。ここで、標語をひとつ、「将来の年金より、今日の食い扶持」。小生も暫く支払いを猶予。自宅まで請求に見えても固くお断り申し上げていた。

数カ月前、請求の電話が…
この、女性のトークには負けた。「そうですよね」とこちらの言い分に決して反対せず、取り敢えず1年分を払うという、こちらの条件を飲んでくれるのだ。いつも2年分の請求書がルーティーンの如く舞い込んでいたのに。ちなみに、2年前までは未払い分を支払える。
社会保険事務所にもデキル職員がいると感心したら、「委託された民間の者です」とのこと。暫くして、3枚に分かれた1年分の納付書が送付されてきた。1回目を支払ったら、またルーティーンの催告状。イイカゲンニしてよと呟きながら見ると、いままでに何カ月支払い済みかアウトプットされていた。
えぇー、厚生年金がゼロだって、小生は自営業になるまえ出版社に勤めていたのだぞ。

名寄せ(統合)の手続きを
さっそく、問い合わせの電話すると職員の、ナントモご丁寧な受け答え。国民の批判にだいぶ晒されたようだ。役所の国民年金課で手続きを、とのお話であった。
後日、国民年金課で確認すると、基礎年金の制度が創設された平成9年、基礎年金番号通知書が届いたときに添付されていた葉書を出さなかったのではという。そのため、別人のものとして管理されていたらしい。失礼、こちらのミスか。
年金を受給できるのは300カ月分の納付が必要。小生は厚生年金と合わせると既に200カ月以上をユウに払っているようだ。かなり未払いの期間があると思っていたのに。
損得を勘案すると、残り期間を支払って年金を受給したほうがよさそうだ。取り敢えず資金の許す限り、小生はお支払いしよう。ただ、これから年金を支払う若者に、自信をもって払うべきとは言えない。


(2005年3月 中山)