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笹塚古墳 ささづかこふん (宇都宮市東谷町・前方後円墳・県指定) |
(いずれも2021.12撮影) |
標柱の立っている辺りの道路沿いに、数台は駐められる。標柱は2つあって、石柱には「史跡 笹塚古墳」と刻まれ、青地の標柱は古墳名と簡潔な解説が白抜きされていた。(右上の写真では、青地の標柱は奥行きしか写っていない。) 宇都宮市内では最大規模の前方後円墳で、盾形の周溝をもち、円筒埴輪や土師器の破片が出土したという。全長100mほどで、5世紀中葉の築造である。 標柱から葺石のような小石が見られる、山道ごときを上ったところが前方部で、奥の後円部には薬師堂がある。 周りは樹木で囲まれて、鬱蒼とした林に迷い込んだようだ。墳丘は崖のように切れ込んでいるところもあり、崩壊が進んでいるのかも知れない。 これといった特徴は無いが、前方後円墳の大きさと早期の築造(栃木県内としては)から、県指定になったようだ。 なお、宇都宮城址公園にある清明館に空撮写真が展示されていて、ご参考までに。笹塚古墳の周囲が、水田に囲まれるのがわかる。写真の左下は鶴舞塚古墳で、笹塚古墳と同じ東谷古墳群に属しているが、いまは削平された。 <参考HP> 宇都宮の歴史と文化財>笹塚古墳 |