ホーム | 古墳 | 城郭 | 旧跡ほか

塚越1・3号墳 つかごし…
手元には資料が無いので、基礎的データを得られない。1号墳、3号墳というからには古墳群を形成したのだろう。
念のため、『埼玉の古墳 北足立・入間』で確認したら、塚越古墳群には2号墳も含めて3基が現存しているという。いずれも円墳。2号墳は平成2年に調査され、横穴式石室からは耳環、刀子などが出土したが、調査後に消滅したのか行く末がわからなかった。


塚越1号墳(坂戸市塚越・円墳)
塚越1号墳(坂戸市)
(いずれも2023.2撮影)
民家の竹塀が切れたところに、雑木や竹が生い茂った墳丘らしきがあるけど、道路沿いの古墳はよく削られているので果たして1号墳もそうなのか。また、奥の高木のところまで墳丘が続いているのか。
冬でも落葉しない竹をかき分けても、上れそうな状態では無い。別名、天神山なのに、天神さまの祠?も確認できなかった。
そして、不審者と思われたのか、怪訝な顔のお年寄りが自転車で通り過ぎていった。案内板、標柱無し。

塚越3号墳(坂戸市塚越・円墳)
塚越3号墳(坂戸市)1号墳とは西に50mほど離れて、同じ道路沿いに。案内板、標柱はあっても、古墳ではなく塚越神社についてであった。
塚越神社は義家塚とされる。鳥居も小さい神社が八幡太郎の、源義家と関係があるとは、驚いてしまった。
案内板では河川の増水で奥州へ向けて進軍できなくなったので、減水を祈願したとき、義家が腰を掛けたのがこの塚で、塚の腰から塚越という地名の云われだそうだ。
横穴式石室が確認されているというので、裏へ回っても痕跡すら確認できなかった(下段の写真)。石板が気になるけど、石室のものではないでしょう。墳丘の写真を撮っていたら、ランニングの途中で立ち寄ったらしき男性が手を合わせてこられた。