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玉村町第15号墳石室 たまむらまち…
(群馬県玉村町福島325 玉村町文化センター内・円墳)
玉村町第15号墳石室(群馬県玉村町)
(いずれも2019.4撮影)
玉村(たまむら)とばかり聞いていたせいか、最近まで町だとは気づかなかった。南・西は高崎市、北は前橋市、そして東は伊勢崎市と有力な市に囲まれても合併はしていない。
軍配山古墳(案内板から撮った下の遺跡分布図では左上)の見学を終え、9時過ぎに玉村町文化センター内の歴史資料館に辿り着いた。日曜開館は調べていたが、閉館していたので掃除をされている方に尋ねたら10時からだった。11時に渋川市で用事があるので、塩顔埴輪との対面は次回になってしまった。

遺跡分布図(抜粋、群馬県玉村町)文化センター入口のまえに、石室がある。案内板、受付にあった軽印刷のパンフでは、つぎのように説明している。
玉村町には150基を超える古墳があったが、土地改良などによってほとんどが姿を消した。
径12mの円墳は右の遺跡分布図では梨ノ木山古墳の南西、ゴルフ場の北にあった。調査後に削平されるところを、6世紀後半の特徴がよく残っていたので昭和42年に中央公民館に移築・復元したものだという。
石室は二ツ岳(榛名山)から産出した軽石(角閃石安山岩)を用いた、互目(ごのめ)積みを採用し、玄室長3.3m、羨道長2.4mだ。盗掘・破壊されていた石室からは、鉄鏃片、刀子片が出土した。
この石室は中央公民館が取り壊されるので、平成19年にいまの文化センターへ。また、文化センターの敷地内には小山があるが、あまりに整いすぎて古墳ではないだろう。