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行人塚古墳 ぎょうにんづかこふん (高崎市箕郷町矢原73・方墳・市指定) |
(いずれも2021.11撮影) |
道路からは、小径を少しばかり入ったところにある行人塚古墳。別名は箕輪町2号墳で、樹齢300年以上の立派な桜の木が、主のように古墳を見下ろしていた。 墳丘が墓地によって削られていたせいか、墳頂から見渡しても方墳だとはわからなかった。そして、墓地が写らないよう撮影に集中していたら、小径を若者が「失礼します」と通り過ぎた。こちらこそ失礼、誰もいないと思って、コロナ対策のマスクをしていなかった。 「行人塚と芋うえ桜」と題する案内板によれば、1辺20m、高さ3mで、7世紀前半の築造。葺石はあっても、埴輪は出土していない。 L字形横穴式石室は全長6.6mの自然石の乱石積みで、開口する南側を探ったが確認できなかった。たぶん、埋め戻されたのだろう。 左図は案内板から撮った墳丘測量図で、アミ点の部分が横穴式石室だと思われる。そして、測量図の左端にある小径に沿って墓地がつくられている。(墓地の敷地もL字形である。) なお、芋うえ桜とは桜の開花とともに里芋を植え付けたので名付けられたという。 <参考HP> 高崎市>行人塚と芋うえ桜 |