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正円寺古墳 しょうえんじこふん (前橋市堀之下町162・前方後円墳) |
(いずれも2020.5撮影) |
意外に広い駐車場には、2台しか駐まっていなかった。古墳はお寺の裏手にあるので、駐車場から境内を回り込む道をすすんだ。 正円寺古墳は桜が見事なのだが時期を逸して、茂った若葉で墳形がわかりづらい。前方部の端まで行っても木々が邪魔をするので、墳丘に上がってみたら白いツツジが一株咲いて、一面の笹は刈られていた。ご苦労さまです。 前方部から、石祠が2つある後円部へ墳丘上を歩いてみても、石室の痕跡はなかった。山門のまえにお寺の案内板があるので、墳丘を下りて境内を通っていたら、盛りを過ぎた藤棚があった。そして、住職らしき方と遠くから挨拶を交わす。 (大胡城から移築された)萩の門と呼ばれる山門(左上の写真)まえでは、六地蔵が迎えてくれる。六地蔵の後ろに正円寺の案内板があって、古墳についても触れている。 6世紀中ごろに築造され、全長65m、高さは7mの別名、桂萱村(かいがやむら)66号古墳である。 くびれ部付近に竪穴式石槨、後円部に両袖型の横穴式石室が確認されている。明治まえに盗掘されて人骨5体を除いて、副葬品は残されていなかった…、と案内板には述べられている。『群馬県古墳総覧』では、武器類も記載されている。 なお、境内には小振りな枯山水?(左下の写真)があり、大きな石は石室のものかな。 |