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白岩銚子塚古墳 しろいわちょうしづかこふん (埼玉県神川町新里2094・前方後円墳・町指定) |
(いずれも2024.10撮影) |
はいり口を通り過ぎてしまい、狭い道を引き返さざるを得なかった。電柱脇の「町指定史跡 白岩銚子塚古墳」という標識(左の写真)を見逃したようだ。(前方後円墳の銚子塚という名称は、二子山と同じく、墳形から付けられたと思う。) そして、この分岐から、さらに狭い小道を徒歩ですすめば、まもなく案内板が出迎えてくれる。 案内板によれば現状で全長46m、後円部の径28m、高さ6.5mであるが、後円部の一部が削られているという。そして、「埋葬主体部は後円部に位置し、南方向に開口する横穴式石室であったと推定される」と述べているので、削られてしまったのは石室ではないかと読める。 案内板掲載の実測図に方位がないのは残念だが、右側が南だろう。 なお、前方部の幅29m、高さ4.2mである。周溝から出土した埴輪片などを参考に、6世紀の築造とされている。 10月でも雑草は繁茂し、木々も葉をそんなに落としていない。小道沿いからは墳形がよく確認できないので、北側に下りて撮影した(右の写真)。 左手前が後円部、右の奥が前方部で、後円部が意外に高かった。 以下、余談です。白岩銚子塚古墳の見学を終えて、ちかくの金鑚(かなさな)神社に立ち寄った。厳かな境内を上っていたら、重要文化財の多宝塔が右手に見えてきた。屋根は二重になっていて、高さは14mちかい。 素人目には1階部分が四角、2階部分は円に見えたので思わず呟いた…、上円下方墳みたい。 <参考HP> 神川町>白岩銚子塚古墳(町指定史跡) 神川町>金鑚神社多宝塔(国指定重要文化財) |