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塩古墳群第1支群 しおこふんぐん…
(熊谷市塩狸塚・前方後方墳2基、方墳26基、円墳8基・県指定)
(注)案内板の表題は塩古墳群で第1支群と付記されていないが、計36基なので第1支群に間違いない。熊谷市埋蔵文化財調査報告書第10集『埼玉県指定史跡「塩古墳群」の調査』の第1支群一覧では方墳が1基多くて、円墳は1基少ない。また、県指定は21基のみ。
塩古墳群第1支群の1号墳(熊谷市)

塩古墳群第1支群(熊谷市)の測量図
(いずれも2018.11撮影)
78基の古墳が確認された、おもに古墳時代前期の塩古墳群は第7支群まであり、訪れたのはスギ林に佇む第1支群だ。
1号墳、2号墳ともに前方後方墳で、順に全長35m、30m。そして、円墳もあるが、方墳がこれほど密集している古墳群は、珍しいのではないか。
上の写真は案内板の後ろに控える1号墳、その下は測量図で案内板から撮った。ただ、数えてみたら20基しかないので、第1支群の核心部を載せたか、削平された1基を除いた県指定か、よくわからない。

塩古墳群第1支群の1号墳(熊谷市)案内板では、土器など遺物の出土に触れている。通りかかった地元の方々によれば、鉄剣や玉なども出たらしい。合併まえの旧江南町の時代には、ふるさと創生1億円で古墳群整備の話もあったという。
いま墳丘の木々の多くは切られ、雑草も刈られて、この程度の整備で見学に支障は無かった。そして、1号墳には、切り株が並べられ墳頂への道ができていた。コンクリの階段よりはよほど古墳らしい。
左上の写真は、1号墳の後方部から前方部にかけてで右に2号墳、左に12号墳を望んでいる。
<参考HP>
熊谷デジタルミュージアム>塩古墳群