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新山古墳　しんやまこふん （前橋市馬場町104-3・円墳・市指定）

（いずれも２０１８．８撮影）

赤城山の南麓、旧宮城村の県道３３３号線沿いに、新山古墳と標柱にはあるのに肝心の古墳が見当たらない。奧へ行ってみたら裏の道路脇に大きな石がゴロゴロ、大きな穴もいくつかあった（上の写真）。ここは小古墳群と思われ、『群馬県古墳総覧2017』には新山１号墳と２号墳が載っている。 状態が良さそうな横穴式石室には、天井石がなく木が覆い被さっていた（下の写真）。住所から推測すれば、新山１号墳だ。ただ、前橋の市街地にある古墳のようには整備されておらず、市指定なのに案内板すらない。墳丘はすでに失われ、そのうち横穴式石室も埋もれてしまう運命かも。そして、標柱よこの水路は石材の再利用と思われる。