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西戸2号墳 さいどにごうふん
(埼玉県毛呂山町大類・墳形不明)
西戸2号墳(埼玉県毛呂山町)
(2019.3撮影)
毛呂山(もろやま)町の歴史民俗資料館には、敷地内に移設された西戸2号墳がある。平成2年度の調査のあとに移設・復元され、凝灰質砂岩の切石を用いた横穴式石室を見学できる。この石材はちかくの越辺(おっぺ)川ではなく、比企地方の岩殿丘陵で見られるという。

円墳のように復元されている。ただ、墳形が不明なのは、はじめの発掘が明治26年という時代の制約によるものかも知れない。このときの様子は、裾にある「西戸古塚記」の石碑によってわかる。
石碑に刻まれたのは漢文。よこの案内板によれば、川角村西戸の行人(ぎょうにん)塚は長雨で墳丘が崩れ、加工された石が露出したので地元の人たちが下を掘ったら石室があらわれ、数人の人骨、鏃(やじり)、金環が見つかった。
なお、平維新(行任)の墓という言い伝えがあって、行任塚とも呼ばれるようだ。
<参考HP>
毛呂山町>群衆する古墳