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松本古墳群 まつもとこふんぐん (群馬県邑楽町藤川、石打、中野・前方後円墳2基、円墳26基・9〜13号墳は町指定) 松本古墳群は28基で構成され、24基が現存している。築造は6世紀から7世紀初頭の古墳時代後期。 見学日には時間的制約もあって、3号墳を皮切りに松本公園周辺までを急いで回った。公園では野球場?でゲートボールに興じる姿が見られ、草むしりに励む方々もいた。北側に駐車場あり。 |
(地図は国土地理院の電子地形図に文字を追記。位置がアバウトな古墳もあるので、詳細は『群馬県古墳総覧』古墳分布図編328、329、398頁で確認下さい。) (写真はいずれも2022.9撮影) |
3号墳(八王子神社古墳) 全長60mの前方後円墳。赤い鳥居が目立ち、場所はわかりやすい。笹の刈られた裾を一周していたら、隣家の犬に吠えられてしまった。 墳頂の社殿裏には三等三角点が設置され、マップにもその地図記号がある。この三角点の頭部(上面)には位置情報などを記録している、丸いICチップが埋め込まれていた(写真の右上)。 もう一つの前方後円墳、全長70mの22号墳(毘沙門古墳)は消滅し、『群馬県古墳総覧』は円墳の可能性を指摘している。 4号墳 径20mの円墳。手強い雑草が墳丘を被っていて、立入りは困難だ。3号墳の前方部辺りにあるのは、一体の古墳だからかな。写真の右に3号墳が写っていて、さらに右は太陽光パネル。 5号墳 松本公園への道すがら寄ったら、周辺は平坦。薬師堂の横で、高木や笹が繁茂しているのはココしか無い。天明の元号が刻まれた石碑があった。 8号墳 径20mの円墳で、墳丘には松本稲荷が鎮座する。公園側の街路樹はサクラで、菰のように青い網を巻き付けている。クビアカツヤカミキリの被害に遭っているようだ。 9号墳 9号墳の周辺はピーカンの野球場とは様相を変え、木々が強い日差しを遮っていた。径25mの円墳の墳丘には、日露戦役記念碑と大東亜戦争の英霊碑がある(マップには記念碑の地図記号)。そして、古墳群についての案内板が道路沿いの植込みにあっても、昭和58年の記述なので内容が古い…、更新を望みます。 10〜13号墳 松本公園の東側の道から盛上がりを確認できる古墳もあって、よくある群集墳の雰囲気だ。9号墳も含めて、町指定。 14号墳〜 公園の南東の林にあるようだが、時間も無く蚊に刺されそうなので今回はスルーする。この辺り、不法投棄禁止の看板があっても効果は無いのか。道路脇の家庭ゴミを回収されていた方、ご苦労さまです。 <参考HP> 邑楽町>広報おうら | No.529(2〜7頁、PDF) |