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南高原1号古墳・片山1号古墳 (高崎市吉井町池1085 吉井いしぶみの里公園内・いずれも円墳) |
(いずれも2023.3撮影) |
多胡碑見学者のための、一般駐車場から階段を上れば、2基の古墳が見えてくる。また、いしぶみの里公園内には古代蓮の池もあって、古代に思いを馳せる場所となっている。 南高原1号古墳 みなみたかはら… 案内板の小さなプレートは「高崎市吉井町神保259、260、261番地より移築」と述べ、移築古墳と宣言している。 径17mの円墳で、墳丘には北側を中心に葺石が残っていた。古墳中央にコンクリの壁が走っているのは、葺石を敷き詰めた北側(写真では壁で見えない)と、墳丘が削られ石室の天井石が露わになった南側を分けるためだろう。石室には鉄柵があっても、スラブ(一枚岩)の奥壁までまともに撮れた。7世紀の築造で、多胡村115号墳。 片山1号古墳 かたやま… プレート案内板(写真左)はまず、「高線崎市吉井町片山117番地より粘土槨を移築」と述べているが、墳丘に埋もれていて見学できない。 写真の右下はヒビ割れた案内板から撮った粘土槨の断面図で、木、粘土、土と説明してある。そして、粘土槨古墳の文字だけの、黒っぽい看板(写真やや右)も太陽光のせいか、とっても見づらい。 4世紀末から5世紀初頭築造の円墳は径32.6mと意外に大きく、墳頂より南の、全長8.8mの粘土槨から鉄剣や鏡が出土している。別名は、吉井町65号墳。 |