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天神山3号墳 てんじんやま3ごうふん
(みどり市笠懸町西鹿田139・円墳・市指定)
天神山3号墳と石槨(みどり市)
(赤堀村16号古墳の舟形石棺2019.7、ほか2019.5撮影)
はじめに、馬見岡凝灰岩露出地(後述)を訪れる予定だった。道を間違えたので引き返そうとしたら、道路わきに天神山3号墳の標柱があった。錆びた鉄板と金網でできた覆屋は野生動物の檻、またはゴミ集積場のようで、上部は墓地になっていた。

案内板によれば昭和52年、天神山古墳群は道路改修の際に5基が発見された。覆屋のなかに、6世紀中葉に築造された3号墳の竪穴式石槨が、保存されている。2.13m×0.7m。
金網越しでは見づらいが、内部の石槨には笹が繁茂しはじめ、道路よりの側壁の石材はない(下段の写真)。直刀3つが出土し、岩宿博物館で保存されている。
<参考HP>
みどり市>天神山古墳群

馬見岡凝灰岩露出地 まみのおか…
(みどり市笠懸町西鹿田129・市指定)
馬見岡凝灰岩露出地(みどり市)天神山3号噴のちかくで、駐車場のほかトイレも設置されている。天神山へのルートもあるようだ。ポイ捨て禁止の看板があるのに、コーヒー缶が落ちていた。
案内板によれば、馬見岡凝灰岩は柔らかく加工しやすいので、古墳時代から利用されたという。石室や石棺の材料に用いられたのだろう。
山中には石切場の跡がたくさん残されているが、ここは近代の採掘跡だ。
凝灰岩製舟形石棺(赤堀村16号古墳、伊勢崎市)伊勢崎市の赤堀歴史民俗資料館には、赤堀村16号古墳で見つかった舟形石棺が展示してある。
石材はここの凝灰岩で、天神山で大まかに加工され、8キロ離れた古墳で仕上げられたと考えられている。
<参考HP>
みどり市>馬見岡凝灰岩露出地