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松之木古墳・念行古墳・中古墳 3基とも削平された古墳。現地を訪れたのは松之木古墳だけで、念行古墳と中古墳は道路の下で見学のしようがない。ただ、板倉町文化財資料館では埴輪ほかの出土品を展示している。 松之木古墳 まつのきこふん (群馬県板倉町飯野・円墳・町指定) |
(松之木古墳2020.11、埴輪2022.3撮影) (地図は国土地理院の電子地形図に写真を付加し、文字を追記) |
利根川の流れる南から訪れたら、松之木古墳を見落としてしまい、谷田川を越えて水郷公園の駐車場まで来てしまった。 ネットで確認した小ぶりな松と白い標柱を目印にしたが、標柱が消失していたので気づかなかったようだ。標柱には古墳名のまえに板倉町指定史跡と書いてあり、無くしてよいものだろうか。 情報が乏しく、円墳で6世紀後半の築造とわかるくらいだ。消滅した古墳なので、墳丘の盛上がりはない。耕作に適した地にあった不運なのか。 <参考HP> 板倉町>松之木古墳(まつのきこふん) 後日、板倉町文化財資料館を訪れた際、念行古墳と中古墳の存在を知った。 『群馬県古墳総覧』で確認したところ、現状は×なので削平されている。そして、既に見学済みの松之木古墳の近くだった。 リーフレットの資料館案内に、念行古墳と中古墳の位置図が掲載されていたので、松之木古墳と合わせて3基のマップを作成した。(マップには資料館に展示されていた埴輪の写真を加えた。) 以下、念行古墳と中古墳について、ほとんどリーフレットから。 念行古墳 ねんぎょうこふん (群馬県板倉町飯野・前方後円墳) 2体の人物埴輪が発見されたのは平成7年度、県道を改修するために水道管の敷設工事をしているときだ。馬形埴輪や鞆形(ともがた)埴輪の一部も発見されている。全長36mの前方後円墳は、6世紀末の築造。 中古墳 なかこふん (群馬県板倉町飯野・墳形不明) 大刀型埴輪の柄などを採集したので古墳の存在が考えられていたが平成9年、県道改良工事のときに調査され、大甕(須恵器)が発見されて古墳の位置がわかったという。 |