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丸塚山古墳 まるづかやまこふん (伊勢崎市三和町2448・帆立貝式・市指定) |
(箱式石棺2021.9、ほか2018.8撮影) |
周囲を田んぼや畑に囲まれ炎天下、雑草が伸び放題の丸塚山古墳であった。 全長81m、5世紀後半築造の帆立貝式は、赤城山の南麓では最大である。案内板には大正12年と昭和30年に発掘調査がなされ、主体部からは凝灰岩製2つ、そして緑泥片岩製1つの石棺が発見されたと述べられていた。 古墳自体は案内板からは少し離れていて、畑よこの道をすすむ(左下の写真)。ところが砂のような土で足が沈み、しかも隣家の犬に吠えられる始末で、これ以上アプローチする道はない。 東側に回り込んでみたら、プレハブ小屋のわきから木の階段が見えた(大きな写真の中央)。階段は幾段もなかったが、雑草を踏みしめながら墳頂へ登り、周りを見渡してみても石室の気配すらなかった。 <追記> 赤堀歴史民俗資料館の前庭に、箱式石棺の一部が展示された。件の調査で発見された緑泥片岩製のほうで(右下の写真)、隣りには台所山古墳箱式石棺が展示してある。写真左の側石には、底石と組み合わせるための溝がある。 <参考HP> 伊勢崎市>丸塚山古墳 |