ホーム | 古墳 | 城郭 | 旧跡ほか

神明古墳 しんめいこふん
(前橋市青柳町神明949-5・円墳)
神明古墳(前橋市)
(2020.10撮影)
耕作地に囲まれた鎮守の森は、雀さまの祭りは賑わっても、見学したのは秋のうら寂しい日だった。神明宮雀大神は雀と関係があるようで境内で出会った男性も、雀神社といっていた。なお、未舗装の狭い道を進めば、境内に駐車できる。

神社の境内にある古墳の多くは、墳頂に社殿を抱いているのに、この神明古墳は社殿のよこで存在を強調している。
いくつもの石材が赤いコーンとロープで囲ってあったので、石室のものかと勘違いしたが、分解された石祠だった(写真右下)。
墳丘に上って墳形を確認すると、削られたらしく楕円形。北に目を向ければ上武国道が走り、雄大な赤城山が背後に控えている。桜の木が植えられているので、春さきに訪れたらいいかも知れない。
『群馬県古墳総覧』に横穴式石室から刀が出たと記されていても、いまは石室の場所すらわからない。古墳についての案内板、標柱の類いは無かった。