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虚空蔵塚古墳 こくぞうづかこふん
渋川市渋川123・円墳・県指定)
虚空蔵塚古墳(渋川市)
(2018.3撮影)
利根川水系砂防事務所うらの道に迷い込んで住宅地をさまよい、大型犬2匹に吠えられ早々に退散。通りかかったご婦人にお尋ねしたら、案内標識もある表通り沿いであった。
地元では古墳ではなく、虚空蔵さまで周知されているようだ。

虚空蔵塚古墳の石室(渋川市)古墳の名前となった虚空蔵さまは石室のなかに祀られ、しかも鉄柵で保護されている。案内板では、二ツ岳噴火による軽石層のうえにつくられ、截石巧妙さから7世紀後半の古墳と結論づけている。
なお、案内板の住所は 渋川市(元町)123 である。
<参考HP>
渋川市>旧渋川市地区の指定文化財

 二ツ岳の噴火
 二ツ岳の噴火と軽石(渋川市)
いずれも2018.4撮影)
榛名山系の二ツ岳は、6世紀に大きな噴火を2回起こし、噴出した軽石(閃石安山岩)や灰は古墳の時代判定に役立っているわけだ。
この山は左上の写真のとおり、前方後円墳の名称にはよくある二子山(双耳峰)で、右がテレビ塔がある雄岳、左が雌岳だ。
軽石はいまも、オンマ谷・ヤセオネ峠と雄岳・雌岳の分岐あたりでも多くみられる(左下の写真)。右の写真は、七合目避難小屋(実際は四阿)に掲示してあった案内板で、噴火に該当する箇所を切り抜いてある。
二ツ岳の灰や軽石については、中ノ峯古墳も参考にして下さい。